手指消毒や感染症対策を実施したうえで2022年10月7日(金)に開催しました、第29回月例会。
今回は規模を大幅に拡大して会場を[徳島グランヴィリオホテル 1Fホール]に移し、現地とオンライン配信を合わせて418名の方にご参加いただきました。
第1部の講演にご登壇いただいたのは、日本を代表する女性社会起業家で、グローバル教育の第一人者でもある「学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジ ISAKジャパン」の小林 りん代表理事。『社会の変革を担うチェンジメーカーを育てる ISAKの教育とは』と題して、数々の困難を乗り越えてビジョンを実現されたご自身の経験と現在の取り組みを披露していただきました。
高校1年生の時、日本の教育システムに疑問を抱き学校を中退。17歳の夏、海外留学時代にスラム街の貧困や格差を目の当たりにしたことで、自分だけではなく、より広い世界の人たちのためにできることを17歳で漠然と考え始めたそうです。その後いくつかの職を経て、国連児童基金(ユニセフ)の職員としてフィリピン駐在時に経験したストリートチルドレンへの教育活動を通じて、“社会を変えられる人材を育てることが、子どもたちを貧困から救うには必要である”と実感したといいます。
2014年に全寮制の国際高校を開校した経緯にも触れ、「世界中から生徒が集まる学校を創るため、文部科学省や行政の職員たちとも同じ夢を見て巻き込むことで、特色ある新たな単位制高校を実現できた」と語っていただきました。
そして第2部では、内藤 佐和子 徳島市長をスペシャルゲストとしてお招きし、小林氏とのパネルディスカッションを開催。これからの地方や教育、ダイバーシティの本質などについて、広く深い意見を伺うことができました。
今回の月例会では小林氏の講演をぜひ聞きたいと、女性起業家の方や社会起業について関心のある方なども多く参加していただき、最後まで熱量のある貴重な機会となりました。
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