2022年6月10日(金)に開催しました、第25回月例会。
手指消毒や座席同士の距離を空けるなど、感染症対策を実施したうえでTIB現地にて開かれ、好評をいただいているオンライン配信もTIB現地から継続して行いました。現地とオンラインを合わせて108名の方にご参加いただきました。
今回は、バイク、ブランド品などのリユース事業をはじめ、アイスランドに関する輸入関連事業を営む株式会社CROSS代表取締役で、若手起業家の世界的組織『EO Nagoya』第5期会長の上野 浩孝 氏に『決断の本質とは』と題して講演していただきました。
25歳の時、オートバイのB to B事業で起業したことを皮切りに様々な事業を展開。しかし2017年に自動車のECU(電子制御装置)関連事業をスタートしたものの、戦略的意思決定の失敗から約2500万円の損失を出してしまったそうです。
上野氏は当時を振り返り、決断を誤った原因は起業家が陥りやすい自分に都合の良いように物事を見て判断してしまう“確証バイアス”と、焦りと勢いのままに思考停止になる“認知の硬直性”、部下が意見を発することができない“組織の序列”の3つがあったと分析。その経験から自分を常に俯瞰する“メタ認知”という視点を持ち、信頼できる腹心をつくり、社内外から多様な意見を引き出せるよう意思決定プロセスを改善することが重要だと話していただきました。
「本や模倣でマネージメントスキルを学ぶだけでは、自分らしいリーダーシップを習得することはできない。自身のアイデンティティーや生き方、雰囲気、行動すべてが企業のスタイルや性格をつくる」という上野氏の言葉は、聴講した学生や経営者の参加者にも熱いエールとして響いたことと思います。
講演後には質疑応答のほか、TIB現地で参加者による懇親会が行われ、二次会も開催して多くの方に交流を深めていただきました!
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